22才ホームレスの生活

現役ホームレスがブログをやってみる

ホームレスから学ぶ、生き方


人は社会から離れて生活をしていると、孤独感や疎外感に襲われることになります。それはホームレスも同様にあります。それは、自由を求めて自分の意志で孤立した場合でも起こり得るのですが、それはなぜでしょうか?



そもそも人は究極的に、利己的か利他的かという話に繋がりますが、多くの人が前者だと考えているようです。しかし、ホームレスとして生活をしていく内にそれは利他的ではないかと思うようになりました。



そもそも人は自分自身にどれほど、贅沢や我儘、投資をすることが出来るでしょうか。好きなブランドの洋服を着て、可愛くなれる化粧をする。好物の食事をし、好きなだけ寝る。ざっと考えるとこれくらいですが、果たして人1人に与えられた満足感を100%満たせているでしょうか。恐らく多く見積もっても、利己的な行動だけでは20%もないと思います。



人は人に認められる事で、自分の欲求を叶える事が出来ます。すなわち、利他的な行動を取っていた方が自分にとって得だったりするわけです。


私はホームレスを始めて、とてつもない孤独感や空腹に襲われ非常に辛い思いをしました。どうにかならないかと思い、何も考えず始めたのがツイキャスという生放送アプリでした。それを始める頃には死を意識していたので、最後の見せしめにしてやろう程度の軽い気持ちでした。



しかし、配信を始めると1人、2人とリスナーが定着してくれて、配信をするたび見に来てくれる様になりました。私は見られても恥ずかしくないよう、顔出しで配信をするために、公営のトイレで髭を剃り顔を洗うようになりました。毎日1人で回っていた飲食街の試食回りなども、配信があると急に楽しくなりました。



見てくれている人がいて、コメントが付くだけの事なのに、生活が一変したのです。幸せさえ感じるようになりました。



その時から、私は人のために生きようと思うよになったのです。思えば利己的な人生から、利他的な人生へ切り替わった瞬間でした。この時から私は、生活に対して殆どのストレスを感じなくなりましたし、家があって贅沢な暮らしが出来ていた頃よりも、幸せな生活が出来るようになりました。これは綺麗事でも何でもなく、事実でした。



人のために生きるという人生も悪くないと思います。ぜひ小さな事でいいので、試して見て下さい。